美男と珍獣
『つか、学校行かなくていいの?』
あ、話そらされた !
って、忘れてた!今日入学式なのに!
『やばい、着替えなきゃ!』
慌てるあたしを楽しそうにみつめ
部屋着を目の前で脱ぎ出す泉くん。
『いきなり、脱がないで!////』
身体が一気に熱くなってきた!
『可愛いね、クイーン 。』
ケラケラ笑いながら
自分の部屋に着替えに行った彼、
って、あたしも着替えなきゃ!
《パタン》
玄関を閉めて鍵を閉めると
先に行ったと思っていた
泉くんが 待っていた。
『お前おせぇんだよ 。』
『先に行けばよかったのに!
なんで待ってたの????』
泉くんまで、遅刻しちゃうじゃん!
『キングとクイーンは
いつも 一緒にいなきゃ、ダメなの。
一応校則ですけどー?』
なるほど、…
『意味分からない 校則だね?』
このときは思いもしなかった。
この校則に助けられるなんて――――