美男と珍獣
寮 (というかマンション)を出て
校舎に向かっていると……
『キングとクイーンが
並んで登校してますわよ!
お美しいわぁ……』
『キャー こっち向いて ー!!』
『クイーンー!可愛らしいですわあ』
『キング、おはようございます!』
同じく登校していた
学園の生徒が興奮している。
一応、あたしたち
キングとクイーンって
認められてるんだ 。
『どうして、あの方が
クイーンなのかしら ブスのくせに』
『あのクイーン 騙せばすぐ
ヤれそうな気がするんだけど。』
『キングにふさわしくないわね』
やっぱり認めてない人もいるわけで
って あたしのことばっかり!
なんか、あたしでいいのかなって
また、思えてきちゃう……。
『そんな、暗い顔すんな。
俺はお前がクイーンでよかったけど?』
う、そんな 優しくされると
ドキドキ止まらないじゃん…
『く、く暗い顔とかしてないし!』
テンパるあたしに
『なんかあったら、すぐ言うんだぞ?』
ニヤリ笑いながら
ますます優しくする泉くんでした