24時間プロデュース【完】
「そう言や、いちるって俺と同い年なんだよな?」
「う、うん。
そうだけど?」
「じゃあ今、ちゃんと高三な訳だ」
「うん」
「…頑張れよー!」
「うん?」
“何が?”
架の笑みの意味、言葉の意味が分からなくて。
そう聞こうとした、ら。
「受験生だろ?大学受験!」
思わず耳を塞ぎたくなる、耳が痛いワード。
若干忘れ掛けていた、その状況を
架は悪魔の笑みを携えて、はっきりと思い出させてくれた。
「受、受験…!」
「まさか忘れてた訳じゃあるまいし。
それなりに勉強の方もやってんでしょ?」
……、