24時間プロデュース【完】
「でもなぁ、夢って――」
「分かってる、架みたいに…
将来が決まってる人もそうで無い人も
夢って進む内に自ずと見付かるものだって」
「だったら、何で――」
「でもあたしは弱虫だから。
後悔するのが怖くて先に進めない!」
「……、」
「将来の夢も無い、やりたい事も見当たんない。
そんな状態で“取り敢えず”大学に進むとか
専門行くとか、就職するとか…
あたしには選択出来無い。
選べないよ…!」
吐露した悩みは、いつの間にか心の叫びに変わっていて。
あたしは無意識の内にパンを潰してしまっていた。