24時間プロデュース【完】
ついカッとなって口から飛び出してしまった忘れもしない“あの台詞”。
はっ、として口を押さえた時にはもう遅く。
「……。」
「……。」
嫌な無言が間に流れた。
まずかった。
今のは流石に八つ当たりだった。
謝らなくちゃ、架に。
すぐにそう思った筈なのに普段お喋りな口がこんな時に限って言う事を聞いてくれない。
もう、本当にやだ。
自己嫌悪に落ち入って涙がじわりと涙腺を突き始めた時、
「…それって好きな奴に言われたの?」
又しても核心を突く架。
何よ、何でそんなに――
「…昔ね。
今はもう好きじゃ無いけどっ…」
滲み出そうになる涙を寸出の所で気合いで止めて吐き出す様に答える。