24時間プロデュース【完】
トク、と心音が一つ高鳴った――
のも束の間。
次の瞬間には真顔になって
「さっき俺、お前にワンピース着たいか着たくないのか聞いたけど
やっぱり着て欲しい」
なんて、これまた唐突な事を言い出す彼。
「え、え!?」
展開に付いて行けなくてたじろぐあたしに、
「つーか着ろ!」
架は今一度あたしが返した筈のワンピースを押し付けてきた。
「な゙っ」
何でいきなり命令口調!?
意味分かんないんですけどっ!
むっ、としてワンピースを更に突き返してやろうとした刹那。
鼓膜を震わせたのは、泣きそうになる位甘くて優しい言葉だった。