24時間プロデュース【完】
走る子供の後ろに付いて回る影をぼんやりと眺めていたら、不意に架に肩を叩かれた。
「最後にあれ乗っとく?」
架の指差す先には大きな観覧車。
………!
「…うん!」
小さく笑うと、観覧車へと歩みを進めた。
乗り場に着くとそんなに混んで無いらしく、すぐに案内された。
『椅子から立ち上がったり、揺らしたりなさらないようお願いします。
それでは行ってらっしゃいませー』
係員さんの笑顔と共に観覧車の扉が閉められる。
赤色の観覧車は揺られながら、ゆっくりと上を目指して昇って行く。
「そう言えばさっき乗ったスカイサイクリング!
あれ凄く怖かったんだからね!」
架と向かい合わせに座り、膨れっ面をした。