24時間プロデュース【完】
「どうして、って此処に来れば会える気がして」
彼は優しくにこっと微笑む。
会える気がして、って。
「誰に?」
そう訊ねた途端、
「そんなの、いちるに決まってるでしょ」
間髪入れず答えが返ってきた。
「え、あ。あたし…?」
「そ、他に誰が居んの」
「え、嘘。でも、いや…本当に?」
吃るあたしに
「いちる、さっきからどうしたの。何か可笑しいよ?」
彼は、
架は呆れた様に笑う。
可笑しいって言われても…
でも本当に信じられなくて。
「だって、本当に架?」
「だからそうだって言ってんじゃん。
この服装がその証拠!」
……!!
見れば架は同じ格好をしていた。
四年前のあの日と、全く同じ服装。