嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
「あくまで俺の考えだからな、これが良いとか一概にはないがな」
「ま、それだけ里桜ちゃんの事を想ってるって事だよな」
「嫌、里桜は関係ない。俺の勝手な考えだからな。家族を言い訳にはしたくない」
「相変わらずキザな奴ー」
ちょっと待って…蓮也が現役引退するなんて…聞いてないよ私。どうして引退なんてするの?
結婚するから?
「里桜?」
「……蓮也…引退…」
「お前にはまだ話してなかったな。現役は引退するが、本部で働く以上仲間とは変わりねぇよ」
「…でも」
「お前が落ち込む様な理由じゃない。気にするな」
私の頭をぽんぽん撫でながら微笑む蓮也。本当にこれで良いのだろうか…。