嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
「どうしたの?大丈夫?」
「やっ!」
見知らぬ男の手を軽く叩き掛布団に潜る
頭がガンガン痛いし、凄く気分が悪い。どうなってるの私…?
私…見知らぬ人と……?
う、嘘!絶対嘘!こんなの夢だよね…今私、夢見てるんだよね!?
夢なら覚めて、お願い!
今すぐ覚めて!
「ねぇ蓮也って誰?彼氏?」
夢じゃ…ないんだ…
私…蓮也を…
…裏切ってしまったんだ
蓮也以外の人と
いけない事…してしまったんだ…。