恋する猫は、月の下~花の名のキミ~
空を見れば、ため息がたえない天気なのに

空き地へ近づくにつれ、しだいに足どりが軽くなる。

地面を蹴る足が、はずんで、なんだか踊っているみたい。


あたしは今日、空き地へ向かう理由を考えて、急に体が熱くなった。

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