純愛♡ごっこ
 

ゴールデンウイークに入り、その日は、お昼前まで眠っていた。


目覚めて、二階にある自分の部屋から出ると、一階に降り、叔母さんの姿を探した。


いつもなら、決まってキッチンかリビングルームにいる叔母さんがどこにもいなかった。


裏口から庭を覗くと、ゴルフクラブを振っている叔父がいた。


「叔父さん、叔母さんは?」


「あー、急用で朝から出掛けたよ。」


叔父はニヤケた顔で、あたしに近付き、胸元にチラッと視線を遣った。


「夕凪、今日は友達と遊ぶんか?」


「まだ分からん。取りあえず、今からご飯食べる。」


あたしは、気付かないフリでキッチンに戻った。


 
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