純愛♡ごっこ
 

その頃から膨らみ始めた胸は、歩くと振動で痛みが走った。

オトナの体に近付いている自分が、ちょっぴり誇らしかった。


朝シャンは、中学生になったあたしの日課で、その日も朝食を済ませた後、バスルームに向かった。


5月のよく晴れた爽やかな朝が悪夢の朝に変わる直前‥。

あたしは、いつものように勢い良くシャワーを出した。


髪を洗っていると、背中にスーッと風を感じた。

不思議に思いながら、トリートメントを済ませ、シャワーを止めた。


嫌な予感が、あたしを襲う。

振り返るのを躊躇った。


キモチの悪い息遣いが、バスルームに響いていた。


 
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