純愛♡ごっこ
 

家に居る時間を極端に減らし出したことで、叔父は諦めたように見えた。


そして、ワガママ放題に遊び歩くあたしを、叔母さんは、とても心配した。

けれど、それが身を守るための精一杯の手段だった。



そして、夏休み。

あたしは、二度目の恐怖を味わうことになった。


あの日以来、自分の部屋には、ホームセンターで盗んで来た鍵を付けていた。


前日も遅くまで遊んでいたあたしは、昼前に目覚め、その鍵を開け階下に降りた。


リビングルームのグレーのソファーから、叔父が立ち上がり、こちらを振り向く。



─ 叔母さん、出掛けたん?



危険信号が点滅し、咄嗟に階段を駆け上がった。

だけど、階段を登り切った所で、叔父に服を掴まれた。


 
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