純愛♡ごっこ
翌朝、不正出血に気付き、年末年始の休みに入っているシンを起こして、直ぐに産婦人科に向かった。
「赤ちゃん、ダメになったらどぉしよ‥。」
本気で心配だった。
「大丈夫や。あれくらいで、どうにかなるワケ無いやろ。」
楽天的な言葉を吐く彼に、苛立ちを覚えている。
「前の奥さんの時が平気やったから?」
キツい質問を浴びせると、シンは横目で睨んだ。
あたしは前を向いたまま、不安を抱えながら、名前を呼ばれるのを待った。
結果は、切迫流産だった。
無理をしないよう医師から注意を受け、あたし達は家に帰った。
「この子が死んだら、シンと別れる‥。」
赤ちゃんに負担を与えてしまったことがとても辛くて、泣きながら彼に訴えた。