運命の、その場所で




さびしい?


私はバっと振り返った。

ナチはそんな私を驚いた目で見ていた



「どうした?」

「…なんでもない…、じゃ、行ってくる!」


私はまた顔が熱くなっていくのが解って、急いでナチに背を向けて予備校へを駆け込んで行った。



まただ…


なんだろう?


この…変な感じ…

うわ~…もう、ダメ!



外は寒いのに、溶けちゃいそうなくらい熱くなってる…。

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