運命の、その場所で


苦いの嫌い?

ブラック…飲めない?


ナチを見ると、顔が真っ赤になってる


「アウトだろ?」


さっきまでナチが得意げだったのに、今度はヒカルの顔が得意げになっていた。


「…バラすなよ~。」

悔しそうな顔をして、ヒカルを見上げるのを見てると
まるで二人は飼い犬と飼い主って感じに見えた。


「ハハ、ヒカルはナチのこと上手く使うね!」

「えー?ま~、ずっと一緒だからな・・・」


ずっと一緒だった・・・

これからは、バラバラだけど。



って、勝手に自分のなかで言葉の続きを考えてた。


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