運命の、その場所で
二人はずっと言い合いをしていて、飽きないのに
どうしてだろう? 私は上手く笑えない。
これからもナチは遊んでくれるのかな?
卒業したら…私たちはどうなっちゃうのかな?
不安で不安でしかたないよ。
『俺が、そばにいてやるから』
あの日のナチの言葉は、くじけそうになったときに元気を取り戻す、呪文だった。
でも、これからは…もう呪文は効かない気がして
怖いよ。
もし、またくじけたら…ナチはそばにいれくれるのだろうか
答えのない疑問は、常に私を襲っていた。