運命の、その場所で
「ヒカル先輩~!ボタンください!」
卒業式…
後輩はそれぞれ好きな先輩にボタンをくださいと言いに回っていた。
懐かしい光景…
去年も、ミナに連れられて知らない先輩のところに走り回ったな~
「ボタンなんかもらってどーすんの?ボタン屋さんでも開くの?」
「え…」
ヒカルはたまに天然な所をみせる…多分今のは、ただのボケだろ~けど。
でも後輩たちはさすがに引いてしまって、ボタンを貰わないまま帰っていった。
「なんで女子はボタン欲しがるかな?」
卒業証書を肩に置きながらヒカルは私に聞いてきた。
「そりゃー、好きだからでしょ?」
「えー?俺、初めて会ったよあの子…」
「憧れられてたってコトじゃん!いいね~モテる男は!」
ニヤっとしながらそう言うとヒカルは卒業証書で私の頭を叩いた。
―ポカ!
卒業式…
後輩はそれぞれ好きな先輩にボタンをくださいと言いに回っていた。
懐かしい光景…
去年も、ミナに連れられて知らない先輩のところに走り回ったな~
「ボタンなんかもらってどーすんの?ボタン屋さんでも開くの?」
「え…」
ヒカルはたまに天然な所をみせる…多分今のは、ただのボケだろ~けど。
でも後輩たちはさすがに引いてしまって、ボタンを貰わないまま帰っていった。
「なんで女子はボタン欲しがるかな?」
卒業証書を肩に置きながらヒカルは私に聞いてきた。
「そりゃー、好きだからでしょ?」
「えー?俺、初めて会ったよあの子…」
「憧れられてたってコトじゃん!いいね~モテる男は!」
ニヤっとしながらそう言うとヒカルは卒業証書で私の頭を叩いた。
―ポカ!