スノーマン*☆セレナーデ


――こんな一面の雪だもの、大っきな立派な雪だるまが出来る筈。


確信に満ちた思いを抱き、一心に雪を転がした。

キュッ、キュッっと丸めた雪が音を立てる。
面白いように大きな雪だるまが出来上がっていく。
あっという間に大きな胴体が出来上がった。


――さぁて、次は頭……


キュッ、キュッ、キュッ、キュッ。
これまた立派な頭が出来上がった。


――でも……こんな大きな頭、あたしに持ち上げられる?

雪って確か、氷の塊だよね?
かなりの重さがある筈だよね?


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