寂しがりやの猫
「仕事 見つかってんのか」

「ああ、まだだけど。一回 実家に帰ろうかな、と思って」

「そうか… なんか協力出来ることあったら遠慮なく言えよ。俺もどうせ一人で暇してるからさ」


「うん。ありがと」

「また アッシー君に戻るかな」


アハハ…と二人で笑う。

私は 幸せだ。

こんなにいい友達がいる。

随分と 突っ張って生きて来たけれど、人はやっぱり一人で生きてる訳じゃないんだよね。

また連絡するね、と言って仲澤と離れた。

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