不運平凡少女が目立つ幼なじみに恋をした。


「な、なんで泣くわけ?」

「ご、ごめん。」

「...。」

尾花さんは溜息を一つついてから、私を引き寄せて背中を乱暴に叩く。尾花さんの行為にびっくりして流れていた涙はひっこんだ。


「俺、女の子に泣かれるの苦手なんだけど。」


尾花さんは不満そうにそういうと乱暴に私を引き離す。「...ごめん。」言葉が見つからなくて謝ってばかりいる私を見て呆れたような表情をすると、教室もどろっか。と言った。

「うん。」

落ちているウィッグをひろい、ぱんぱんと数回埃を払うと慣れた手つきでそれをつけた。

「...。」

どくん。心臓が不規則な音をたてた。「...?」「心ちゃん、早く。」「あ、うん。」一歩先を歩く彼についていく。



(...気のせい、だよね。)

















放課後、尾花さんは予鈴がなるなり私の席にきて笑顔を浮かべたまま私の腕をつかむ。

「いこっ!」

周りの男子は彼の笑顔に釘づけである。一瞬にしてまわりを味方につけた彼の誘いを断ることは許されない。断れば、私は男子からバッシングを受けるだろう。

「ど、どこに?」

わかっていたけど、聞いてみた。


「茶道部の仮入部!」


「え、でも「さっき助けてやっただろついてこいよ。」...ハイ。」

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