【完】そこを右に曲がると、~少女館、そこは闇持つ少女の集う場所~
事実を受け止められなかった少女は、ついついあんなに酷い言葉を口にしてしまったのです。
・・・私は、そんな少女の気持ちが分かったから、この少女を引き取ることにしたのです。
ですが、こんな少女の気持ちに気づかなかった者が一人。
そうです。ロボット達です。
きっとこんな少女を見て、本当に冷酷だと思ったのでしょう。
だから、ロボットは思ったのですよ。
"心が無いなら、最初から心の無いロボットにしてしまえばいい"
とね。
そうして、ロボット達は少女の気持ちも分からずにロボットにしてしまったのです。
嗚呼、なんて可哀相な少女なのでしょう。
私は、例え此処にいる少女達の過去がどんなに大変な罪を犯していたとしても、少女達の味方です。
さて、お客様。
この、"本当に心を無くしてしまった少女"を買いますか?
・・・以上で、"機械少女"の解説を終わらせていただきます。