ブリッコガールはツンデレガール
「紗奈ー!!お兄ちゃんにおまえの晴れ姿を見しておくれー!!」

「うるさい。きもい変態。」


「うわっ、ひどいなー。でもさすが我が妹かわいいな~!!」


「今日からお兄ちゃんは私の先生なんだから学校でもべたべたしないでよ。」


お兄ちゃんは今日から私が通う、私立境高校の先生なんだ。たぶんだけど、お兄ちゃんはそこそこイケメンだから生徒からモテてると思う。



「紗奈はまたツインテールでいくのか・・・。と言うことは・・・。」


そう。わたしは、これからもブリッコで学校に通うの。小、中とそうしてきたんだから。まぁ、周りになんか言われたら、そいつ殺すけど・・・。


(こえー。by兄)


わたしは、俗に言うブリッコで今まで学校に通ってきた。でも、男にも女にも同じ態度をとってきたし、情報を操ってうまくやってきたから女子に何か言われたことは無いけどね。


「お嬢様。そろそろお時間です。」

「はーい。それじゃあ行ってきます。」

「「いってらっしゃい。」


わたしは、お母さんとお兄ちゃんに見送られて、車に乗って家を出た。























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