苦く甘い恋をする。
「こっち向けよ。とびきり甘い、おはようのキスをしてやるから」


いかにも寝起きらしい、掠れた声。


「おでこがいいかな? それとも頬?」


そんな、面白がるような甘い声が……。


「……だよ、俺にすっぴん見せるの、そんなに恥ずかしい?」


徐々に意地悪なソレに変わった。


「どんなに酷くても。俺、笑ったりしないけど?」


「…………」
< 321 / 388 >

この作品をシェア

pagetop