苦く甘い恋をする。
そのままロッカーのドアをバタンと閉めて、「じゃ、行くね♪」と、愛海は片手を挙げた。


でも、私の用事はまだ終わってない。


……じゃなくて、その前に!!


「は!? 好きな女いるのに、遊びはOK……って。
アイツ、どんな神経!?」


私はびっくりして、愛海のジャケットを掴み、愛海の体をユサユサ揺すった。


「好きな女いるなら、一途を貫けって話だよね?
遊んでる場合じゃないって話だよね?
それとも、何!? ひとりじゃ我慢できないとか?
そんなにアイツ、性欲強いの!?」
< 72 / 388 >

この作品をシェア

pagetop