Signs Of Love【クリスマス短編】
だけど、絡まったままの視線は、先輩の目に吸い込まれたまま離せなくて。
そんなあたしを、先輩は僅かにクスって笑って。
「はい」と、床に落ちたままの残りの原稿を全部集めて、あたしに渡して立ち上がると。
「果歩。休憩するか?お茶、淹れて?」と言ってかわいく笑いながら。
「ほら」
あたしの手を引いて起こしてくれた。
もう一度触れあった手は。
回数を重ねるごとに確実に熱を増している気がして、そのことが先輩にバレちゃわないかって気が気じゃなかった。
ねえ、先輩は気づいてる?
気付いてしてるの?
先輩の行動一つ一つに、あたしがこんなにもドキドキしているってことに――…