Signs Of Love【クリスマス短編】


ゴロゴロゴロ…



遠くで何か鳴ってる音が聞こえる。



ミーティングルームの小さな子窓に視線を送る。



ピカ!!



暗い空が光る。



雷かぁ……



そう言えば雪降る前って雷なったりするもんね…



じゃあ、今日はホントにホワイトクリスマスになるのかなぁ…



先輩…、間に合ったかなぁ…



好きな人と会えた??



おいしいもの食べてる??



ペタペタとシールを貼りながらも。



考えるのは、やっぱり先輩のこと。



ねえ、先輩…



どんなに長い休みをはさんでも。



どんなにお賽銭を奮発しても。



先輩だけは今日のこと絶対忘れないよね…



いくら優しい先輩でも許してはくれないだろうな。



あたしはそれだけ、酷い事を言った。



だって、あたしはその先輩の優しさを否定したんだから――…



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