Signs Of Love【クリスマス短編】


暗闇の中、2年間この事務所で過ごした記憶を頼りに、近場のものを手で伝いながら、懐中電灯を目指す。



少し離れたミーティングルームから、なんとか辿りついた課長席。



ちょっとしたダンジョンをクリアーしたかのように、ほっと胸をなで下ろした瞬間。



ピカ!!
ドォン!!!!



「キャ!!」



再びビル全体を揺らす地響きに、あたしは慌てて自分の身を課長のデスクの下に隠した。



って!!地震じゃないんだから!!



でもね…


もう怖くて動けないよ――…




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