Signs Of Love【クリスマス短編】
先輩の言葉に一瞬頭が真っ白になって。
そして辿りつくのはあの夜の事。
シた…って、エッチしちゃったってこと?
あの夜、あたしは先輩に抱かれたって事?
責任?
抱いた事に責任を感じて戻ってきてくれたってこと?
それなら――…
「…、先輩が責任なんて感じる必要ないですよ?」
あたしの口から言葉がこぼれる。
だって、あたしはあの夜のこと…
むしろ悔しいくらいに、これっぽちも覚えてないんだから。
だけら、先輩に責任なんて感じて欲しくない。
「ただ…、一つだけ教えてください…」
言葉を発するのも、やっとなくらい、目頭が熱くなって、鼻の奥がツンってなる。
でも、これだけは、どうしても知りたいんだ。
先輩は好きな子がいるんだよね?
じゃあ、なんで…
「どうして、あたしの事、抱いたんですか――…?」
だって、あたしが好きになった先輩は絶対にそんな軽率な行動はしないはずだから。
その言葉とともに、涙腺は決壊してしまったかのように、あたしの目からは涙が溢れていた――…