番長様の言うことは絶対!?
「桜、私は番長なんだ。怪我とかを恐れて尻尾を巻いて逃げる事は許されないんだ。わかるな?」



桜の頭を撫でながら言うと、桜は眉にシワを寄せたがコクンと頷いてくれた。



「ありがとう。」



「番長、あまり無理はするなよ。一応女の子なんだから。」



「一応は余計だ。」



正直、不安で堪らない。



響の強さは、喧嘩の仕方を教わった私が一番よく知っている。
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