番長様の言うことは絶対!?
だけど、負けるわけにはいかないと私は拳を作りギュッと握りしめた。



それから、先生が教室に入りホームルームを終えると普段と変わらない日常を過ごし、とうとう放課後になってしまった。



決闘場所は屋上。



桜は、教室から出る私を不安そうに見ていたが私は、桜に笑顔を向けると重い足を無理やり動かし屋上に向かった。



「響は、まだ来てないのか。」



辺りを見渡すが誰もおらず、私は壁に寄りかかり、ボーと空を眺めていた。
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