仕事上手(?)で恋愛下手(!)
「うわぁ。寒いぃっ!!!」

11月の終わりにしては寒い日で、
私の薄手のジャケットでは、
肌寒くてちょっと震えていると

「そう言えば花菜さん。
家に風邪薬ありますか?」

なんて言いながら私の手を取って
自分のポケットに入れてくれた。

(あったかい。)

私のことどう思ってくれているんだろ
そんなことを一瞬考えたけど、

(今が良ければいいや…。)

この温かさを振り解く勇気なんて
私にはなかった。

「あります、さっき買いました。」

私は繋いだ手と反対側の手に
下げたエコバックを振って見せた。

「俺コンビニ寄ってコーヒー買っても
良い?」

高羽さんが近くのコンビニを指さして
言った。

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