仕事上手(?)で恋愛下手(!)
なんてぼぉっと考えているところに
声を掛けられた。

「え~とさっき教えてくれた
杉本さん。
呼んでくれてありがとね。
中度以上の認知症の可能性が
あるみたい。由希ちゃんのお陰で
気が付く事ができたよ。
本当にありがとう。」

っと頭を下げて手をぎゅっと握った。

「花菜ちゃんて本当に仕事バカ。
なんか嫉妬するの阿呆らしくなってきた。
もっと性格悪かったら
意地悪してやるのに。」

(?)

「何のこと?」

由希ちゃんに嫉妬されるようなこと
なんてしたかななんて考えていると、

「鈍すぎるとこはやっぱりアタマに
くるかな。
まぁボーナス出たらお酒奢ってよね。
あたし達はボーナス出ないんだから。」

っと痛すぎる位に私の背中を叩いて
由希ちゃんはカウンターの中に戻っていった。
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