【短編】message
その日の夜、僕は祐介を部屋に呼んだ。
真美の件のお礼と手伝って欲しいことがあったからだ。
「あがれよ」
「なんかお前の家に来るの久しぶりな気がするよ」
「今日は、真美ちゃんのことありがとな」
「いや、オレが無理やり二人を引き合わせたんだし、悪かったな」
ただのお調子者だと思っていた祐介の印象は、僕の中でだいぶ変わっていた。
「お前に頼みたいことがあるんだ。」
僕は正座して改めてお願いした。
「美奈のランドセルを掘りに行こうと思う。きっとそれが答えなんだよ。手伝ってくれ」
祐介は拍子抜けしたような顔をして答えた。
「そのつもりだったよ。真美ちゃんのためにもさ」
「ありがとう」
「オレさ、実は真美ちゃんのことは高校から知っててさ。お前の話を聞いたときに、それが本当なら真美ちゃんを助けてやれるんじゃないかって思ったんだ」
祐介は、苦悩する真美の姿をずっと見ていたのだろう。
僕はホームセンターで揃えたシャベルと軍手を見せた。
「ヘルメットも必要なんじゃないか?」
と祐介は笑った。
「じゃあ、明日の朝4時!犯人が歩いてたっていう川端に案内してくれな。」
「了解!じゃ、景気づけに一杯飲もうぜ!」
僕らは缶ビールで乾杯した。
真美の件のお礼と手伝って欲しいことがあったからだ。
「あがれよ」
「なんかお前の家に来るの久しぶりな気がするよ」
「今日は、真美ちゃんのことありがとな」
「いや、オレが無理やり二人を引き合わせたんだし、悪かったな」
ただのお調子者だと思っていた祐介の印象は、僕の中でだいぶ変わっていた。
「お前に頼みたいことがあるんだ。」
僕は正座して改めてお願いした。
「美奈のランドセルを掘りに行こうと思う。きっとそれが答えなんだよ。手伝ってくれ」
祐介は拍子抜けしたような顔をして答えた。
「そのつもりだったよ。真美ちゃんのためにもさ」
「ありがとう」
「オレさ、実は真美ちゃんのことは高校から知っててさ。お前の話を聞いたときに、それが本当なら真美ちゃんを助けてやれるんじゃないかって思ったんだ」
祐介は、苦悩する真美の姿をずっと見ていたのだろう。
僕はホームセンターで揃えたシャベルと軍手を見せた。
「ヘルメットも必要なんじゃないか?」
と祐介は笑った。
「じゃあ、明日の朝4時!犯人が歩いてたっていう川端に案内してくれな。」
「了解!じゃ、景気づけに一杯飲もうぜ!」
僕らは缶ビールで乾杯した。