I am セカンドガール
―――――――――――

「それで話って?」

「私、怒らないし泣きもしないから正直に話してね?」

「うっ、うん」

「私はさ、伸二の彼女だよね?」

「そうだよ?」

「じゃぁ、沙織さんは?」

「沙織は…前の彼女」

「今は?」

「友達」

「…私の誕生日の日に伸二の家に行った時に、ベットでピアス見付けたんだけど、あれは誰の?」

「…………………」

「何で黙ってるの?私はピアスが誰のものか聞いてるだけだよ?」

「……あれは、沙織の…」

「…何ですぐに言わなかったの?」

「変な心配させると思ったから…」

「今の状況からしたら、早く言ってくれた方がいいと思うけど…」

「…………………」


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