I am ｾｶﾝﾄﾞｶﾞｰﾙ

｢沙織さんとは別れてから、本当に何にもないの？
その前に別れてる？｣

｢…………………｣

｢黙らない！｣

｢…別れてはいた。でも最近…｣

｢最近、なに？｣

｢最近、よりを戻した…｣

｢…さっき、私の事、彼女だって言ったよね？
本当は何？二股？浮気相手？
……キープ？二番目？｣

｢…………ごめん｣

｢謝るな！
今は、そんな言葉が聞きたくて話してるんじゃない。答えて｣

｢…………………｣

｢…いつ、よりが戻ったの？｣

｢…３月｣

｢…３月？私と連絡とってなかった時期？｣

｢…うん｣

｢じゃ、その状況で私にずっと連絡してきてたの？｣

｢うん…真奈が好きだったから｣

｢好きだったからって…
言ってる事とやってる事違うじゃん！？｣

｢…………………｣

｢ねぇ、じゃぁ、彼女が精神的にって話も、嘘？｣

｢…いや、それは嘘じゃない。最近、だいぶよくなってきた｣

｢…もう、いい。分かった
帰るから駅まで行って｣

｢…真奈｣

｢…………………｣


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