ブラウン管の中の彼女
「実早ちゃん…可愛いね…」
ポツリと落とした言葉は思いのほか、室内に響いた。
「……へっ?」
祐ちゃんは口元を手のひらで覆い、赤い顔を隠そうとしていた。
い、いい、いい、いきなりなに!?
「その服…似合ってる…」
実早は自分の服装を確認した。
ふわふわのピンクのワンピース。
胸元のレースとリボンがすっごく可愛くて実早も一目で気に入った。
「あ、あああ、ありがと!!」
慌ててお礼を言うと祐ちゃんはそっと視線を外した。
いつもと違うお互いの様子に実早達は緊張していた。
居心地が悪い…。