春待つ花のように
エマが居ないため、ユズキが夜も彼女の傍にいることになった。彼女が寝る直前まで部屋で過ごし、後は廊下で寝ずの番をすることにした。
今朝がた、ロマの側近として政治を任されてたシーラが何者かによって殺害された。愛人宅から宮殿に戻る馬車の中だったという。
死体の上にはアスラン家の紋章が入った布が置いてあった。
「あの子達、生きていたのね」
レティアは嬉しそうに言う。
『あの子達』とはきっとゼクスとカインのことだろう。ゼクスは彼女と体を重ねていた。
多分、レティアから何か情報を聞き出そうとしていたに違いない。無理やり聞き出そうとするなら、姿を出して止めさせようと思ったが、とくに情事だけで何もしてこなかった。
レティアは自分が利用されようとしていたのを知っていて、誘ったのだろう。
自ら利用されたいと思ったのか。それとも本当は自分から、彼らに情報をあげたいと思っていたのか。
でもペラペラと彼らが知りたがっている情報を話しては、逆に不信がられてしまう。
だから誘惑した振りをして、彼らから聞いてくるのを待っていたのかもしれない。
今朝がた、ロマの側近として政治を任されてたシーラが何者かによって殺害された。愛人宅から宮殿に戻る馬車の中だったという。
死体の上にはアスラン家の紋章が入った布が置いてあった。
「あの子達、生きていたのね」
レティアは嬉しそうに言う。
『あの子達』とはきっとゼクスとカインのことだろう。ゼクスは彼女と体を重ねていた。
多分、レティアから何か情報を聞き出そうとしていたに違いない。無理やり聞き出そうとするなら、姿を出して止めさせようと思ったが、とくに情事だけで何もしてこなかった。
レティアは自分が利用されようとしていたのを知っていて、誘ったのだろう。
自ら利用されたいと思ったのか。それとも本当は自分から、彼らに情報をあげたいと思っていたのか。
でもペラペラと彼らが知りたがっている情報を話しては、逆に不信がられてしまう。
だから誘惑した振りをして、彼らから聞いてくるのを待っていたのかもしれない。