さよなら青春日記
「遅刻しちゃうね」



なんて言う割に彼女に慌てる様子はない。



「車で送ってくから」



玄関で2人靴を履きながら、
急ぐそぶりはない。



「バレちゃうかもね」



そういって玄関のドアを開く彼女は
少し嬉しそうだった。




車を走らせ着いた先は学校で
先に彼女を降ろした僕は、急いだ。
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