先輩の妹
「そんな冷たくしないでよ!椎ちゃんの可愛い顔が台無しだよー」
「あんたに私の可愛いさなんか気づいてほしくないし。
だいたい何で名前知ってるの?気安く呼ばないで」
「南都おにーちゃんに聞いたのさー」
加賀の口からは次々と言葉がでてくる。
これは一種の才能だ。
「ただいまー…って椎?どしうた?」
そうこうしているうちに南都先輩が帰ってきた。
先輩の妹…椎はさっきまで加賀と嫌そうに話していたと思うと顔がぱっと明るくなった。
「南都!お疲れさま。一緒に帰ろうと思って待ってたんだよ」
朝よりもさっきよりも綺麗で優しい声で南都先輩に言う。