先輩の妹

こちらと自分の方の微妙な空気の違いに気づいた加賀は何だろうと部室のドア側に目を向けた。

「…あ!椎ちゃん!でしょ?」

加賀はそう言って部室のドアの方に進んでいく。

それを見て先輩の妹は綺麗な顔をさっきよりひどく歪ませる。

「…は?」

「俺は加賀京介ね!んで、あっちは、たか!」

俺の方を指差して言う。

明らかに警戒している先輩の妹。

「いやー朝はごめんね。

中途半端に聞いて帰れなかったって言うかなんと言うか…」

「…それならもういいし。あっちいって」

加賀を煙たがっている様子は明らかだった。

それにしてもタメ口をかましまくってる会ったばかりの後輩とそれでもヘラヘラしてる加賀の姿は実に奇妙だ。

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