先輩の妹
―
――…
「もっとはやくこいでよ。」
「…安全運転中です」
…俺は何をしているかと言うと…
なぜか南都先輩の妹を自転車の後ろに乗せていた。
「ねぇ」
「あ?」
「名前何て言ったっけ、」
落ちないように俺のブレザーの両端を掴みながら椎が俺に聞いてくる。
腕は回したくないらしい。
「キシモトタカヤ」
「ふーん…だから'たか'なんだ。」
「そう」
「あたしシイ」
「うん」
「なにその反応。生意気。」