冬色の後悔─大好きな、あなたへ─

『あの子、伊織くんのこと好きなんじゃないの』


美羽が言っていたことが、急に不安になって、教室の入り口へ視線を移す。


すると、さっきまでそこで咲織ちゃんと話をしていたはずの伊織がいなくなっていた。


(あれ.......?どこ行ったんだろ?)


「.......私、トイレいってくるね」


そう言って、伊織を探しにいく。


(バスケ部だから、体育館にいるかな.......?)


教室の隣の階段を降りて、校舎と体育館を繋ぐ2階の渡り廊下を歩く。


すると、体育館裏に伊織らしき人の後ろ姿が見えた。


(あ、いた!!!!)


私は急いで1階に降りる。
< 27 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop