HAPPY GO LUCKY!!
「拓ちゃん、持ってるの?」

そう聞いてきた穂波に、
「はっ、何を?」

俺は思わず聞き返した。

俺が何を持ってると言うのだろう?

何気なく穂波に視線を向けると、彼女はベッドのうえで正座をしていた。

「な、何してんだ、お前?」

そう聞いた俺に、
「だってあたし、拓ちゃんに1回お預けくらわれてるし…」

穂波は何故か顔を紅くして1人でオロオロし始めた。

お預け?

それってもしかして、
「お前、あの時のことを言ってんのか?」

俺が酔った勢いで穂波をホテルにお持ち帰りしたあの時のことを。
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