勝利を君に捧げよう
「ホントに~~!」
ニコっと笑って
俺に抱きついてくる。
え、えぇ?
な、なにこの・・・・・・
いきなりの幸せすぎる展開。
「じ、朱里ちゃん!??」
あまりのドキドキにどうしたらいいのかわからない。
朱里ちゃんっていい匂い。
朱里ちゃんって柔らかい。
朱里ちゃん、やっぱり、
やばいくらい大好き。
固まってる俺と
びっくりしつつもニヤニヤしてる雄哉と
ふふふっと笑いながら
俺の肩に顎をおく朱里ちゃん。
サッカーを小さいころからやっているせいか
普通より成長が早い俺は
小5にして、158cmもある。
朱里ちゃんは156cmらしいから
ちょっと俺の方が大きい。