【短】Secret Kiss
「あ…」



ガタッと音をたてながら机から身を起こす。


廊下からはたしかにキュッ、キュッと上履きの音が聞こえて。



その足音はあたしの教室の前で止まると、次はガラッとドアを開ける音がした。



バッとドアへと顔を向ければ、そこで驚くようにこちらを見る人と目が合う。



「…川西?」


「滝川くん…」



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