ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
事務所に戻り、図面をかきながら楓ちゃんのことを考えていた。

やっぱり本当のことを言った方がいいよね。

騙しているみたいな感じだもん。楓ちゃんだってそう思うはず。

それに楓ちゃんがヒロくんにアプローチかけてくると困るし……

実はそれが一番怖かったりして。

週末にでもヒロくんに相談してみようかなあ。

ヒロくん、賛成してくれるかな?



「谷本さん、その平面図の寸法の数字おかしくない?」

「え? うそ!?」


わたしのパソコンのディスプレイを見て、突然、隣のデスクの児島さんの突っ込みが入った。

本当だ。ここだけ縮尺の計算を間違っていたよ!


「珍しいな。そういうミス。なに考えごとしながらやってんだよ?」

「すみません」


素直に反省。

仕事中に余計なことを考えられるほど、出来がいいわたしではなかった。
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