ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
午後になり隣のデスクの児島さんの仕事が忙しそうだったのでお手伝いをすることになった。
社長の言葉はわたしの胸に突き刺さったまま。
だけど自分で抜き取る力は残っていない。
「保管庫にあるのはリストで確認したんだけど……いい?」
「はい。この図面ならこの間見た記憶があります。『青葉総合病院西棟新築工事』ですよね?」
保管庫に図面を捜しに行くことになった。
皮肉にもあの青葉総合病院。
また改修工事があるんだあ。
すごいな。楓ちゃんはこんなすごい家系の人なんだ。
わたしの存在なんてかすんじゃうよ。
青葉総合病院の理事長はきっとわたしが想像するより、もっと大きな力を持っているんだろうな。
「それより、谷本。顔色悪いけど平気?」
「大丈夫です。大したことないんで。じゃあ、捜しに行ってきますね」
心配顔の児島さんに見送られ、わたしは保管庫のある12階に向かった。
社長の言葉はわたしの胸に突き刺さったまま。
だけど自分で抜き取る力は残っていない。
「保管庫にあるのはリストで確認したんだけど……いい?」
「はい。この図面ならこの間見た記憶があります。『青葉総合病院西棟新築工事』ですよね?」
保管庫に図面を捜しに行くことになった。
皮肉にもあの青葉総合病院。
また改修工事があるんだあ。
すごいな。楓ちゃんはこんなすごい家系の人なんだ。
わたしの存在なんてかすんじゃうよ。
青葉総合病院の理事長はきっとわたしが想像するより、もっと大きな力を持っているんだろうな。
「それより、谷本。顔色悪いけど平気?」
「大丈夫です。大したことないんで。じゃあ、捜しに行ってきますね」
心配顔の児島さんに見送られ、わたしは保管庫のある12階に向かった。