ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
社会にはそんな裏の顔がある。

黒い世界は案外、身近にあるもの。

談合、汚職、背任……

会社はそういった問題を体裁を考えてもみ消して、意外に知らんぷりしているのかもしれない。

うちの会社も……そうなのかな?


だけどそれが生き残るための手段なら――


仕方なく選ばなくてはいけないときもある。

談合もそのひとつの方法ととらえる人も多い。

だからわたしは働くことができお給料を頂くことができていたのかもしれない。

社長のわたしに対するあの行動は、そんな世界を知ると理解できなくもないものだと思った。


とにかく、わたしはただ今できることをすればいい。

この会社でまだまだやりたいことがある。

それでもやっぱり会社が、仕事が好きだと感じたから。

社長にお見合いを勧められたとき、少なからずそう思ったんだ。
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